ノルアドレナリン

ノルアドレナリンはストレスに反応して脳内で分泌される神経伝達物質であり、同時に副腎髄質ホルモンでもあります。
ノルアドレナリンの基本的な効果は、交感神経系に作用して、心身の覚醒や興奮と、集中力や判断力、身体能力を向上させることです。


自律神経に大きくかかわるノルアドレナリン
交感神経は、活動している時・緊張している時・ストレスを感じている時にはたらく神経のことです。
休息している時、リラックスしている時、眠っている時にはたらく副交感神経という正反対のはたらきをする神経と一緒にバランスよく働くことで、心とからだの健康を維持しています。2つを合わせて自律神経と呼びます。
昼間は交感神経がはたらいて、活動しやすい状態にする。夜間は副交感神経がはたらいて、昼間の活動での疲労やダメージを回復をしているのです。

交感神経は、活動・緊張・ストレスの神経
交感神経がはたらくのは、活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時、などです。
交感神経が働いている時は、まわりの状況に応じてすばやく反応して行動できる状態です。子供が朝起きて、準備、遊び、学ぶ、スポーツ、など、活動している時は交感神経が活発に働いています。

緊張やストレスを感じている時も交感神経
例えば、子供が発表会などで大勢の人前に出る前の極度の緊張や、あまり信頼関係のできていない段階で他人に「ああしなさい、こうしなさい…」と言われた時のストレスなどは、交感神経もかなり最高潮に高まっているでしょう。

交感神経にも強い弱いの度合いがある
•心をゆるした家族や気の合う友達と楽しく遊んだり、勉強したり、スポーツをする時
•何かに困って、悩んでいる時
この2つの状態は交感神経の度合いがまったく違います。

リトミックのレッスンに例えてみても、「楽しく意欲的に活動をしている時」と比べると「うまくできないかも…?!とプレッシャーや不安を感じている時」はストレスも強く、交感神経がよくないほうに過剰に働いています。そうなると副交感神経とのバランスも崩れて自律神経は乱れてしまいます。

副交感神経がはたらくのは、リラックスしている時、ねむっている時、体を回復している時。おもに、夜の睡眠中、お風呂に入っている時、食事をしている時、音楽などを聴いてリラックスしている時です。リトミックでは、音楽を聴いてそのリズムやメロディーに身をゆだね気持ちがリラックスしている時に副交感神経は働いています。

リトミックでは、この交感神経(目覚め、はっとする瞬間)、と副交感神経(休息調整、ビートや呼吸に合わせて心地良さをかんじる)ことで、心とからだのバランスを保ち、脳の発達を促しているのです。

ノルアドレナリンは、幸せをつくるセロトニンと同様に、性格を作るホルモンといわれています。
ノルアドレナリンのバランスがとれている子供は、判断力(決断力)もあり、ストレス耐性もあり、折れない心を育てます。そして危険を感じて自分を守る能力に長けています。(ものすごくストレスを感じてどうしようもなくなる前にやめる・別の方法を考える、など最善の方法を選ぶ)

ノルアドレナリンのバランスがとれている子供は、性格的に「安定している」人になるのです。反面、バランスが崩れてしまうと、性格は安定しにくくなります。(ストレスに弱く、判断を先延ばしにする。あるいは判断から逃げてしまう。危機になると危機と立ち向かうのか、にげるのか判断できない…など)
ノルアドレナリンは、性格を形成ホルモンともいえるでしょう。